肥満外来(医療ダイエット外来)

西さっぽろ内科・糖尿病内科クリニックでは内服薬としてGLP-1受容体作動薬「セマグルチド錠」、尿に糖を排泄するSGLT2阻害薬「イプラグリフロジン錠」を処方しています。
また、注射薬として世界初の持続性GIP/GLP-1受容体作動薬「チルゼパチド」も処方しています。当院では医師の対面での診察、問診を通してご本人に適切な薬剤を勧めます。
2型糖尿病、妊娠中の方、妊娠の可能性のある方、該当薬剤で過去に重大な副作用のあった方、BMI22以下の方は原則処方できません。また医師の診察、判断により処方できないこともありますのでご了承ください。いずれも初診料として別途税別3,000円、再診料として税別1,000円かかります。当院肥満外来は自由診療となります。表示の料金は全て税別になります。


❶ イプラグリフロジン(SGLT2阻害薬)

食事で摂取した糖質の150kcal/日程度の糖質を尿中に排出する作用があり、腎臓から吸収される糖の量を減らし、血糖値改善、体重減少の作用が期待できます。

●イプラグリフロジン25mg 30日分/8,000円


❷セマグルチド (GLP-1受容体作動薬)

GLP-1受容体作動薬は、血糖値を下げるインスリンの分泌を促進し、胃腸の動きを調整し、血糖値の改善、食欲を抑制し、体重を減少させる作用があります。海外では肥満症の治療薬としても使用されています。起床後にコップ1杯の水で内服し、薬の吸収の問題上30分間はその他の飲食はできません。基本的にBMI22以上の方に処方します。

●セマグルチド3mg 30日分/8,000円

●セマグルチド7mg 30日分/16,000円

●セマグルチド14mg 30日分/34,000円


❸ チルゼパチド(持続性GIP/GLP-1受容体作動薬)

チルゼパチドは、「GIP」と「GLP-1」という2つの受容体に対して作用する薬剤であり、血糖降下と食欲抑制、体重減少の作用が従来の薬よりも高いのが特徴です。週に1回の自己注射薬になります。打つタイミングはいつでも構いません。
基本的にBMI22以上の方に処方します。

●チルゼパチド2.5mg 4本/6,000円×4

●チルゼパチド5mg 4本/12,000円×4

●チルゼパチド7.5mg 4本/18,000円×4


副作用について

イプラグリフロジンでは主に尿路感染症、脱水、頻尿が報告されています。

セマグルチド、チルゼパチドでは悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、消化不良、食欲減退などの消化器症状が報告されています。重大な副作用としては、腸閉塞、急性膵炎、胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸(いずれも頻度不明)などが報告されています。

症状には個人差があり診察時に医師が確認し場合によっては中止となります。

※既往に上記疾患のある方、BMI22以下の方は処方できない場合があります。経口避妊薬内服中の方も避妊効果の減弱やホルモンバランスの変化などにより体調に変化がある場合もありご本人の同意の上慎重に投与します。


当院の診療の流れ

  1. 初診時に体重、身長測定、採血試行します。BMIや既往歴などによっては処方できない場合もございます。後日採血結果で処方に問題のある結果であった場合は中止の連絡をいたします。
  2. 医師の問診、診察後に処方となります。
  3. 初めは原則1ヶ月間隔で受診、その後重大な副作用などなく経過に問題がなければ2ヶ月間隔の受診に伸ばすことが可能です。